weissenborn を入手するまで

WEISSENBORNというマニアックなギターをこれまた日本では全く無名のFlorian Chateauというルシアーにオーダーするという人柱的な一部始終です。多くの方に読んでもらうブログではありません。たまに過去記事に加筆修正します。コメントはどなたでもお気軽に!

長所、短所シリーズ その1

今回の活動が終わるのが多分11月ころになるので「長所・短所シリーズ」とシリーズ物にしてその第一弾で今の所の感想をお届けします。(最後にゃ感想も変わってくるとおもいますが)

 

長所

オリジナルワイゼンボーンの1927年製を完コピしている

オリジナルの完コピしているルシアー3人(トニーフランシス、AUNDERWOOD, Florian Chateu)の中では、唯一emailでまともにやり取りできる。(2018年春現在

ルシアーとしては若く、動きが早い。また情熱を感じる

納期(最短5ヶ月)、価格がリーズナブルである。

彼はフランス人ですが英語でのコミュニケーションは全く問題なし

塗装がオリジナルモデルと同じ且つ艶のあるシェラック塗装(個人の好みですが) 塗装はオリジナル以上との評価もある。

音がキンキンしすぎていない(これも個人の好みです)

材の購入までお金の支払はない。 ここ2−3日、ポンドやユーロがぐんぐん下がっている。近い将来、ユーロで買い物をする私には大変喜ばしいことだが、なぜ?

アジアンメイドとかネットに頻繁に広告を出し、出来合いのカタログ販売で手広く商売しているルシアーではなく、客の意向を素直に聞いて作品に取り入れ一つ一つゆっくり完成させていく姿勢がとても良い。

短所

日本では無名で情報もまったくない。

なので、信頼して全てお任せ っというわけに行かない。フランス人と日本人の感性の違いもあると思う。

気に入った材を入手するまで半年でも1年でも待とう!というスタンスではないようだ。(かと言って、すぐにでも作ろうという強制は全く感じない。「だめ」といえば「分かった」となる。)

 

材の選び方に若干の非効率さを感じた。

これ、どう?ー>だめー>じゃあこれは?ー>だめ  っとえらく直線的。まあ、裏を返せばこういう良い意味での手際の悪さもいいのかも。カタログ見せられて、はいこれって手際良くサクサク進められても「いいのかなあ?これで」と疑問が残るはず。

まあ、この辺の塩梅、計算してやっているわけではないと思いますが。