weissenborn を入手するまで

WEISSENBORNというマニアックなギターをこれまた日本では全く無名のFlorian Chateauというルシアーにオーダーするという人柱的な一部始終です。多くの方に読んでもらうブログではありません。たまに過去記事に加筆修正します。コメントはどなたでもお気軽に!

長所 

フランスって言うとギターをオーダーする際は敬遠がち(除、ジプシージャズ)。僕も最初はそうでした。やっぱアメリカ(ハワイを含む)だろ?イギリスだろ?っと思ってました。

 

誰に頼むにしろ相手が外人だったら考え方、感じ方は全く違うと思っておいたほうがいい。日本人同士なら”阿吽の呼吸”もあるけどその他の人たちはそんなの無くて当たり前ですから。

 

ギターが来たばっかりで今は良いことばかり考えちゃいますが、これは過去に思いついた都度書いてたのでそういう影響はないと思います。

以前一度リストにしたんですがそれも合わせて。(小さい字のやつ)

 

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【いいところ】順不同。思いついた順。

オリジナルと同じシュラック塗装である。

(AUNDERWOODはニトロセルラッカー仕上げ。トニーフランシスは知らない。多分シュラック塗装。彼ら2人のオリジナルに対するリスペクト、こだわりを感じる)

 

メールで質問や確認を送ると1日かからずに必ず、丁寧な返事が来る。

最初の問い合わせから終了までのメールのやり取り約150回。

状況を問い合わせるとちゃんと説明してくれる。

 

代理店を通さずに直接オーダーできる。無意味な中間マージンがない。

 

今までは、誰もが持つイメージしかなかったが、良い意味でフランスに対し、今まで以上にすこしだが興味を持つようになった。

 

オーダーの発注からKOA材の選択、作製、日本向けの発送まで終始、信頼して進めることができた。(ハワイでのキラウエア火山噴火やフランスの通関issue だけ悩まされた)

 

制作に入りupdateを数枚の写真入りで送ってきた。作業の内容や進捗状況がわかり完成が待ち遠しく、updateのたびに一日でも早く手に入れたい気分が高まってくる。すべてのオーダーにこうやっているのだろうから大変だろうが、オーダーした側からすれば、これは丁寧で良い演出だと思う。

 

値段に魅力のある品を数多くという姿勢ではなく、安くはなくとも一台一台彼の手で組み立てるという彼のビジネスモデルに共感する。

為替レートや値段の安さに惹かれて他のルシアー、メーカーにオーダーしなくてよかった。(彼の製品の値段が高いというわけではない)

 

オーダーメイドだったのであーだこーだ言って見た目の好みを十分に反映できる。(ボディー材の選択、指板など。 作成が終わって久々に他のルシアーの作品を改めて見るて「ああ、ここに注文しなくてよかった」と正直思った。)

 

オリジナルワイゼンボーンの1927年製を完コピしている

オリジナルの完コピしているルシアー3人(トニーフランシス、AUNDERWOOD, Florian Chateu)の中では、唯一emailでまともにやり取りできる。(2018年春現在)

納期(最短5ヶ月)、価格がリーズナブルである。

彼はフランス人ですが英語でのコミュニケーションは全く問題なし

塗装がオリジナルモデルと同じ且つ艶のあるシェラック塗装(個人の好みですが) 塗装はオリジナル以上との評価もある。

音がキンキンしすぎていない(これも個人の好みです)

材の購入までお金の支払はない

アジアンメイドとかネットに頻繁に広告を出し、出来合いのカタログ販売で手広く商売しているルシアーではなく、客の意向を丁寧に聞いて作品に取り入れ一つ一つゆっくり完成させていく姿勢がとても良い。