weissenborn を入手するまで

WEISSENBORNというマニアックなギターをこれまた日本では全く無名のFlorian Chateauというルシアーにオーダーするという人柱的な一部始終です。多くの方に読んでもらうブログではありません。たまに過去記事に加筆修正します。コメントはどなたでもお気軽に!

短所 あーすりゃよかったなあ などなど

長所を書いたなら短所も書かないわけには行きません。

 

以下は過去に思いついた都度書いてたので、変な影響はないと思います。例によって以前記事したやつは小さい字。

 

【残念なところ】順不同。思いついた順。

プライスリストはVAT(日本の消費税にあたる)ぬきだよと6月に言ってくる。4月の段階ではVAT込だと言っていたのに。

EU各国のVATって20%前後だから結構でかい。

 

材選びにこだわり、途中ハワイのサプライヤーかましたからか、納期が長い。フランス税関でひと月足止め食らったときも税関から手紙が来て対応。(彼はすぐに動いてくれるのはいいが)

まあ、だれにギター制作を頼んでも納期がカタログどうりってことはないな。

 

木目を選ばないオーダーもできる(そっちが普通)が、初期よりKOAの木目が悪くなっていると感じるので、黙っていると残念なものができる恐れがある。ここはズケズケと好みや要望を伝えたほうがよいと思う。

 

常に外国人と日本人の感覚の違いを意識する必要もある。我々には普通のことでも向こうにとっては普通ではなかったりする。ノーマルなオーダーでも作成し始める前、材を決める際等要所要所で確認要かと思う。

 

ヘッドストックもボディーの色にできるだけ合わせたかった。あらかじめ、指示すべきだった。(指板は前もって指示していたのでそれで安心してしまった。)KOAのボディー材、指板はヤスリがけしてなんぼのところは有る。指板は加工前は良い色合いだったが取付時以降は、若干赤みがかっている。ボディー材も加工前にはわからなかったシミ(みたいなやつ)が数箇所に出た。ただこれは塗装が進むにつれ目立たなくなった。

【追記】

実物を見ると指板はかなりいい感じ。気になるようなスジもなく、ボディーの色と同系と言ってよい。また若干虎目があるのが、弾いてると眼に入る。結構カッコいい。

シミ(みたいなやつ)はブリッジとサウンドホールの間に多い。

つまり弾いてると右手の下になるので見えない。 

ヘッドストックだけ変わらず。やや赤系統。

まあ、でも弾いてるとほとんど目に入らない。

 

 

材を入手する際のサプライヤーとのコネクションがまだ弱い気がする。

そのため、”すべておまかせ”みたいのは禁物かと。

 

以下、以前一度リストにしたやつ。

 

日本では無名で情報もまったくない。
なので、信頼して全てお任せ っというわけに行かない。フランス人と日本人の感性の違いもあると思う。

気に入った材を入手するまで半年でも1年でも待とう!というスタンスではないようだ。(かと言って、すぐにでも作ろうという強制は全く感じない。「だめ」といえば「分かった」となる。)

 

材の選び方に若干の非効率さを感じた。

これ、どう?ー>だめー>じゃあこれは?ー>だめ  っとえらく直線的。まあ、裏を返せばこういう良い意味での手際の悪さもいいのかも。カタログ見せられて、はいこれって手際良くサクサク進められても「いいのかなあ?これで」と疑問が残るはず。

まあ、この辺の塩梅、計算してやっているわけではないと思いますが。