指板
材も決まったことだし、あとは指板の好みを作成が始まる頃伝えればいいかな。
ちなみに指板はボディーと同色または若干暗くてもいい。
また、筋や模様(明暗)、カールがないプレーンなやつがいいな。
基本的にはルシアーを信頼していますが、なにせ相手は日本人じゃないので、悪気があるわけじゃないが阿吽の呼吸なんて無い。
僕が当たり前と思っていても向こうは全然そう思ってないのが当たり前。そう思ってます。
今まで「ドヒャー」ってことはないけどね。
VATその2
Sorry I made a big mistake in my first mail it was not include VAT but exclude VAT. Sorry for that big mistake.
と返事が。
わかったとしか返しようがないです。
作成を始めるまえに疑問点はすべてクリアにしておきたかったんです。
[追記]
話によると彼のビジネス規模は小さいのでフランスでVAT免除になっているらしいです。 だもんで、プライスリストに値段書いてあってもVAT含んでないんだ。と。
日本の軽減税率みたいなものですかね。
彼も「ややこしい」と言ってました。
輸出時のVATの扱い
フランスは前にも述べたようになにか買い物すると付加価値税(VAT)がつくので、Florianのプライスリストの価格もVAT 込で書かれています。(VATは、ちょうど日本の消費税の感覚です)
これらを輸出する場合、VATはつかない価格で輸出申告するはず。
フランスで買って使うわけじゃないし、日本に着荷し自宅に配達された時点で消費税を払うので。
VATと消費税、両方払うのもおかしい。
というのが僕の理解。
ところがFlorianはVAT込の価格を言ってきました。
(まだメール上だけで、実際の請求はしていない。)
僕の理解を伝え、もう一回調べてみて とお願いしました。
製作開始まで一ヶ月もあるからね!
僕も EUのことわからんし間違って理解しているなら直してくれと伝えました。
spalting
材を決めるとき、当初Florianが「こういう線嫌いでしょ?」っと聞いてきて、サプライヤーもメールに入れといたから感想を聞かせて。ということになった。
ISEMANのワイゼンボーンが最初気に入って、今でも好みの杢目なのはTony FrancisのカーリーコアとISEMANな私としてはなんの抵抗もなかったわけで、ISEMANみたいじゃん!とこの材に決めたわけです。
(ISEMANのギターにはこういうの多かったです。)
例えばこういうやつ 黒い線がかっこいいんですよね。あんまり多いと嫌だけど。
これも外見は似ている。
ピックアップを通してオーバードライブを強めにかけてるんで音はうるさく好みではない。
サプライヤー曰く、この黒い線は”spalting”と言うそうで、材木にする前に菌が入ったり虫食いだったりするんだそうです。
別に腐ってるわけではないし音響的には「よい」という研究結果もあるんだ!と。
spalted koa guitar でググると”これただの虫食いじゃねえの”という画像がいっぱい出てきますね。これはこれできれいなんですが、虫とかバクテリアと思うと程度によっては気持ち悪い。
ちなみにですが
このBlog でFlorianにweissenbornを発注し入手するまでの一部始終を日本語で記事に書くこと、すでにここまで書いちゃってますが、これを期にFlorian本人にも説明して(と言ってもメールの中の2、3行ですが)OKもらいました。
Florianに関する情報は前出のワイゼンボーンエスペリエンスしかなく殆ど人柱、手探り状態なので、もう少し日本語で情報があってもいいなと感じたからです。
それから記事を書く頻度ですが、毎日更新があるBlogではなくBlog,そして何より私の性格上、記事がかけるときに1日にいくつか書くスタイルなのでご理解を。
結局ロゴはどうなった?
材の履歴
この材の履歴を尋ねた所、この木材はもともとは今のサプライヤーの親が手にいれ所有していたものだそう。
それを1990年に今のサプライヤーの物になり、ずっと持っていたそう。彼の手に渡ってから30年位経っているようです。
ちなみにFlorianはなるべく自然に折れた木(嵐などで)を使っていこうという主義だそう。
KOAって大概 fallen trees or came from private forestなんだそうです。
KOAや他の希少木材扱う人はこのへんかなり意識高い系が多いです。
限りある資源をどう守っていくか、常に念頭にあるみたい。
なんか日本の水産庁+多くの漁民の方々にも持ってもらいたい思想。
おっと、政治的な話は別の板で。