weissenborn を入手するまで

WEISSENBORNというマニアックなギターをこれまた日本では全く無名のFlorian Chateauというルシアーにオーダーするという人柱的な一部始終です。多くの方に読んでもらうブログではありません。たまに過去記事に加筆修正します。コメントはどなたでもお気軽に!

Update その5

Back板が接着されたようです。 しかし棚に無造作に置かれたアコギのBODYが気になる..... 現在のところ12月半ばの出荷を目指していると。 予定よりちょっと遅れているらしい。このギター、Xmas,年末年始を成田の冷たい倉庫のなかで過ごすのだろうか? 「ま…

型枠から出たよ!

型枠から出ました。まだBack板は接着されてないからサウンドホールから背後が丸見えですが。 ちなみに後ろの方にワイゼンボーンが4台とまだ接着されてない板が見れますね。 こうやって並べてみると個体同士での色の違いって結構はっきりわかります。右のSTY…

1ヶ月ぶりに進捗状況が送られてきました。怒涛の写真10枚

1ヶ月ぶりに作業の進捗状況が送られてきました。So far so good! いま現在、kerfed linings(SideとTop、Backをそれぞれつなぐ蛇腹みたいなやつ。)が接着されていて、今週末には、top,side,backをつけて”箱”にするそうです。 こうやって写真で制作状況をチ…

11月1,2日、11日ってフランスでは厳粛な日

Florianに11月1,2日、11日ってフランスでは厳粛な日なんだね。ごめんねーとメールを送ったら、彼から”恐縮することはないよ”と返信がありました。 だれだっ?感謝祭とか言ったの。フランス人はそんなの祝わねーよ。 反省。 やっぱ、すごく忙しいらし…

来週前半かな?

Florianから連絡がありました。 「全てうまくいってるよー。ちっと家族に会いに行ってくるから3,4日したら写真送るよ」と。 ってことは来週かい!フランスのサンクスギビングなのかな? アメリカでは11月の終わり。 日本では祝う習慣、ないなあ。 新嘗…

アップデートが来なくなっちゃったなあ

前回のアップデートから20日ですか。 まあ、果報は寝て待て。 焦らない焦らない。 次回はほぼギターの形をしているといいですなあ。 フレットボード、接着する前にその候補を見せてくれー と頼んであります。 あんまり筋のないものが好みなんですが、Floli…

Florianの最新作

彼のFBに最新作のStyle 4があがってますね。きれいじゃ。 新しいロゴ、ついとるやんけ。 リペアやったりOMやウクレレ作ったりいろいろ手広くやってますがワイゼンボーン専門でも良いのではないか? でもビジネスとしてそんなに大きい市場じゃないからなあ。 …

update 第2段

例のholly woodを使ったロゼッタの加工 top板のブレーシング が終わったと。 いま、ブリッジプレート(ブリッジの裏側の板)の貼り付け中 だそうです。 ブリッジプレート。以前Florianはオリジナルに忠実にメイプル材を使ってクリスマスツリーのような形(彼…

Holly wood とは

Google先生に単純に聞くとhollywood(ハリウッド)ばかり出てきて、おはなしにならない。 ほんの少しテクを使って”ハリウッド”を排除すると...... holly wood = 柊 (ひいらぎ) らしい もう少し調べるとどうも日本で言う柊(あの葉っぱにトゲトゲのある)で…

来ました 怒涛の9連発

ギターをオーダーした際の醍醐味なのか(多分これが最初で最後なので他の場合はわかりませんが)、製造過程を過程毎に写真に撮ってくれメールで送ってくれる。 真夜中にそれに気がつくと僕はやや興奮気味で寝れなくなる。 今日、ロゼッタの仕上げに入るそう…

2 halves 接着完了

今朝、アップデートが送られてきました。(ホッとしたよ!) 2枚づつの板だったTOPとBACKがそれぞれ1枚の板に接着されたようです。 フランス時間の明日、今週末、ロゼッタの作製とBACKのブレーシングをするそうです。また写真送るって。週一くらいでupdate…

最近、音沙汰なく

ギターの製作が佳境に入っているはずなんですが,,,,,, なんと彼から連絡なくなっちゃいました。「最優先で作業し、進み具合を写真でどんどん報告するから」なんて言ってたんで、楽しみにしてたんですが。 この期に及んで....... これまでいろいろありました…

どっちがよい?

材のサンドがけが終わって、Spalted(黒い線みたいなやつ)はボディーの外側がいいか?内側がいいか?どっちがいい?って聞いてきました。木目からするとこれはBack用の材ですね! 「内側がいいなー」っと答えておきました。 ついでに「写真とったらバンバン…

クリスマス前の納入かな?

彼から連絡あって、優先して作業する!と。 作製に1ヶ月 塗りと乾燥に1ヶ月 11月初旬の出荷を目指す そうです。 美味しいとこは、短いんですね! まだ何があるかわかりませんが、お年賀にはならなそう。

台風大丈夫?

とFlorianからメールもらいました。 ありがとう。関西では、タンカーが押し流されて橋にぶつかったり、空港で3000人が閉じ込められたり大きな被害が出てる、幸い僕の住んでるエリアでは被害は少なかったみたい。すごい風と雨だったけど っと答えておきました…

あと2週間

どうも私の早とちりだったようで、これから2週間、彼の工房で慣らしだそうです。 その間に彼は1週間 夏休みを取るそう。 (フランス人としてはかなり短いのでは?) もう直ぐとかいよいよとか引っ張ってしまいました。気持ちが先走り過ぎてしまいましたね。 …

いよいよ

いよいよ慣らし@彼のワークショップが終わったようです。 フランスの通関では必要な書類を再送したにもかかわらず、担当者はバケーションに入ってしまい、通関を通すため別の担当者にもう一回書類を送りやっと彼のワークショップに着いたそうです。 (そうい…

もうすぐ到着

Florianから連絡ありまして、今度の火曜か水曜に着く予定 そこから約2週間、慣らしです。はぁ↘︎

理由はわからない

彼の返事は、 理由はわからない 過去に一度だけ、材を大量に輸入した際、プライス超過の問題で税関で長期に足止めを食らった事があるので、今回も同じ理由ではないかと思っている。 今回の材もサプライヤーは丁寧な梱包をしているはずなので、通関でのダメー…

まだ税関にあるってよ

フランス税関からFlorianに手紙が来たそうで、早速彼はinvoice(納品書または請求書)を税関に送り、事態の収束(そこまで大げさなことではないか)にかかってるそう。 気になるのはそんな長い間税関にあって、なんかダメージ受けてない?ということで、税関…

第2段

Florianの作品(STYLE 4)の第2段めが着弾。 今度はハープとの共演。 このハープもなかなか良いと思います。俺もまたやろうかな。今やると酸欠になりそう。 こういうプリミティブなブルース、好きなんです。 youtu.be ついでにYOUTUBEでこんな動画もアップさ…

STYLE 4

FlorianのFBが更新され,彼の作品を受け取ったお客さんのFBの記事をシェアしていました。 モデルはSTYLE 4で、音は金属音が抑えられ、KOAの杢目もとてもきれいです。シェラック塗装の艶もいい具合。 前回ご紹介した、正直いまいちだったSTYLE1.5とはだいぶ違…

ワールドカップ優勝にかこつけて状況を聞いてみた

ツール・ド・フランス、革命記念日、ワールドカップと彼の国はビッグイベント目白押しな7月上旬。ワールドカップ優勝を機に状況を聞いてみた。むこうも忙しい中、毎日メールはチェックしているみたいで、あいもかわらず、24時間以内には返事が来る。 曰く…

これまでを振り返り

ここいらで、これまでの経緯を一回振り返っておきましょう。 このblogの最後(11月ころ?)にもう一回やります。 2月 久しぶりに買うギターをどういうものにするか思いを ふくらます。 ワイゼンボーン? ナショナルリゾネイター? はたまたマンドリン? …

楽器の音の良さは

KOAの記事でそんな話が出てきたので以下、私の主観です。 何が決定的かといえば プレイヤーの技量 が一番だと思います。 (たとえばデビットリンドレーがステージでいくつも weissenbornを使い分けることがありますが、その全部がメキシコ製の安物だと本人が…

KOA その3

長年に渡って、「どういうやつが音がいいのか?」について多くの議論がされてきました。多くのプレイヤーやルシアーは、実際、weissenbornsに最高の音色を与えるのは、カーリーで、より単純な, 模様のない(Blog主談:カーリーなのに単純?)KOAだと言います…

KOA その2

KOAは、ハワイの天然の硬材の中で最も美しく有用であると広く考えられており、Monkey PodとMangoとともに、米国下の48州に輸入される最も一般的なハワイ種です。 視覚的には、KOAはマホガニーと比較されていますが、作業性や機械的特性の面ではクルミと比較…

{本題からはそれますが....}ギブソン製のウクレレ

ふーん、ギブソン製のウクレレねー。 ピンとこない web.smartnews.com

KOA その1

製作開始までまだ日があるので(おい、またか) 意訳シリーズ第2段。KOAについて です。 元ネタはこちら。 英文を日本語に意訳しただけで、なんの生産性もありませんがGoogle翻訳だけだとわかったようなわからないような微妙なものになってしまうので。 日…

WEISSENBORNの歴史 最終回

ギターについて ハワイのギターブームで、ホローネックギターが登場しました。ホローネックギターはその構造から音質、音量が向上しました。 1920年代後半に、NationalsやDobrosのようなレゾネーターが登場し、ハワイアンギターの全盛期やWeissenbornのギタ…